2014年 01月 14日
不動の石は誠にかっこいい。 |
地中深くで冷えて固まったマグマがゆっくりと時間をかけて上昇し、誕生したといわれる屋久島。島を形成するこの花崗岩が地上に姿を現してからの年齢は、1400~1500万年才らしい。
氷河期と間氷期を幾度となく繰り返し、どれほどの地球の変化を体感してきたのだろう。
ネイティブアメリカンのタコタ族の人々は、彼らに敬意を込めて「先輩」とよぶ。そして、日本の先祖たちは、彼らに神の存在を感じとる。
去年の暮、家の基礎をつくるために大地をスコップで掘り、そこに一つ一つ山グリを手で並べる作業をした。家をしっかり支えてくださいと念じながら。家ができちゃえば見えなくなってしまう石たちだけど、大切な作業だと大工さんが教えてくれた。
彼らは、縁の下の力持ち。
不動の石は誠にかっこいい。
僕らにとって本当に大切なものは、いつも目に見えにくいところに存在している。
by shunzo_landphoto
| 2014-01-14 13:24
| 森